麺匠 八雲 本店

  • 2021年(令和3年)10月11日|月曜日
  • cypher's
麺匠 八雲 本店

結論から先に。ぼくはあまりおすすめしません。味噌ラーメン(メニューには「八雲の真骨頂」と書かれていた)を食しましたが、スープがぬるくて——店員さんに熱いのでお気を付けくださいと言われたけど——、味も、よく言えばマイルド、悪くいえば薄くてぼやけた感じ。麺は悪くないけどちょっと茹ですぎ。日清の冷凍食品「日清本麺 濃厚味噌ラーメン」を上手に作った方が美味しいかもしれないレベルでした。最近の冷凍食品や袋入りの生ラーメンもレベルが高いですからね。他に塩ラーメンと醤油ラーメンもあり、こちらは食してないのでなんとも言えませんが、味噌ラーメンは、ぼくには合わなかったということです。

では、だらだらと書いていきます。

「ラーメン評論家の入店お断りします」と宣言しニュースとなった話題のラーメン店「麺匠 八雲 本店」に、のこのこと行ってきました。「麺匠 八雲 本店」は元バイトAKBの元バイトAKBのメンバー梅澤愛優香が経営するラーメン店、京成本線・堀切菖蒲園駅より徒歩3分のところにあります。

ぼくはニュースになるまでこのラーメン店を知らなかったのですが、「麺匠 八雲 本店」は2018年(平成30年)10月17日にオープンとのことで、もうすぐ3年が経過することになります。決してメジャーではありませんが、ラーメン激戦区とも言われる堀切菖蒲園エリアで3年間も営業を続けているということは、地域住民からも一定の評価を得ているということでしょう。

食べログでの口コミは70件・星3.25、ラーメンデータベースではレビュー43件・平均点78.744点となっています。——2021年(令和3年)10月6日現在。

検索していて、ラーメンデータベースの書き込みのレビューが2件ほど削除されていることに気が付きました。このレビューの削除は10月3日以降に行われたようです。運営が削除したのか、投稿者が削除したのかは不明です。この2件は内容が極端に辛辣で、ちょっと意図的なものを感じます。まぁ、オープン間もない2018年10月〜11月の、異常に点数の高いレビューにも、ぼくは違和感を覚えてしまうのですが。

お昼の11時半くらいに店舗前に到着。歩道には数組の並びが見られました。30分ほど外で待ち、入店。券売機はありませんでした。1階はカウンター席が7〜8席、ぼくは2階のお座敷に案内されました。個人宅をそのまま改装したような構造で、狭い急な階段を登って2階へ。

2階は6条が二間続いているくらいの広さでテーブルが離れて2組分。コロナ禍でなければあと一つ二つはテーブルが置けそうです。

店員さんに口頭で注文を伝えます。パートナーは味噌バターラメーン、ぼくは味噌ニンニクバターラーメン+味付煮卵を注文。味噌ラーメンは「八雲の真骨頂」ですから。注文の仕方は、メニュー表にもあるように、味噌、塩、醤油のいずれかを選び、お好みでトッピングを追加するようなスタイル。

15分ほどでどんぶりが運ばれてきました。「お熱いのでお気を付けください」とのこと。ん? それほどの熱々を感じないのだが。まずはスープを。ぬるい、薄い。これが第一印象。スープはもっと熱々なのが、ぼくの好み。続いて、麺。標準的な中太麺といったかんじ。ちぢれはなく、ストレートな麺です。やや柔らかめ。ここは好みが分かれるところかな。バターとニンニクを追加していますが、ニンニク感はあまりなく、バターはやや多めですが、好印象。この味噌スープに合うバターです。麺の量は標準的。メニューに大盛りはなく超大盛り150円とあり、どのくらいの「超」なのかは不明です。

程なくして完食。んー、印象の薄いラーメンでした。

並びや店内の来店客をじっくり観察するような真似はしなかったが、わざわざやって来たというよりは近所なのでたまに来ているといったかんじの人が目に付いた。やや年配の女性が一人で来ていたのはちょっと新鮮な驚きだった。

総評として、話題になったからと言ってわざわざ食べに行くほどのラーメンでもないなと。エリア的に近い人は試しにどうぞというレベルかな。あくまでも個人の感想ですが。

最後に、ラーメン界のレジェンド・佐野実の言葉を引用して、本稿を締めたいと思います。

“まずくてもラーメンに罪はない。罪なのは店主の腕だから”

https://rocketnews24.com/2019/12/11/1300685/

cypher

cypher'sカテゴリの最新記事