1984年8月5日

1984年8月5日

1984年(昭和59年)8月5日、ロサンゼルス・オリンピックで史上初、五輪での女子マラソンが正式種目として開催された。優勝は地元アメリカのジョーン・ベノイト、記録は2時間24分52秒だった。2位がグレテ・ワイツ(ノルウェー)、3位がロザ・モタ(ポルトガル)だった。日本からは2人の女性が出場、佐々木七恵が19位、増田明美は16kmで棄権となった。

このレースで印象に残るのが、スイスのガブリエラ・アンデルセン(当時39歳)のゴールシーンだ。1位の選手がゴールしてから20分以上が経過、スタジアムに帰ってきたガブリエラ・アンデルセンは、脱水症状で意識も危ういような状態、左右によろめき、倒れそうになりながらも歩を進め、ゴールを目指した。そばに駆け寄る係員をやんわりと拒否、自力での完走を意思表示、37位という記録でゴールした。スタジアムからは賞賛の拍手が送られた。

80s!

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