1989年1月27日

1989年1月27日

1989年(平成元年)1月27日の午後5時頃、佐賀県杵島郡北方町大峠の山林近くでドライブ中の夫婦が崖下に落とされている女性の遺体計3体を発見し警察に通報した。3人の遺体は、1975年(昭和50年)から1989年(平成元年)までに発生した佐賀女性7人連続殺人事件の被害者、5人目、6人目、7人目とされている。遺体発見現場が北方町だったため、3人の女性(5人目から7人目の犠牲者)が遺体で発見された殺人事件は「北方事件」と呼ばれている。

4件目までの事件は、捜査機関が犯人を起訴できずに公訴時効が成立した。残りの3件の事件も、起訴されたものの裁判で無罪が確定したため、7件とも未解決事件となった。裁判では、上申書が限度を越えた取り調べの上で担当者の誘導により作成されたと認定されるなど、佐賀県警や検察の杜撰な捜査が批判された。

犠牲者7人のうち6人が水曜日に失踪していることから、「水曜日の絞殺魔事件」とも呼ばれている。

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