1984年5月5日

1984年5月5日

1984年(昭和59年)5月5日の11時30分ごろ、阪急神戸線六甲駅列車衝突事故が発生した。

阪急神戸本線六甲駅構内で、副本線から本線に出てきた上り回送列車(4両編成)に、同駅本線上を通過していた上りの特急列車(8両編成)が衝突。特急列車の前部3両と回送列車の4両が脱線し、負傷者72名を出したが、事故による死者は出なかった。

回送列車の運転士[注 19]が故意に自動列車停止装置 (ATS) のスイッチを切り、車掌の合図と信号を無視して発車したことが原因だった。

事故を起こした山陽電鉄の運転士は業務上過失傷害で現行犯逮捕された。同乗していた車掌は、直接の責任はないにも関わらず、事故を未然に防げなかったという自責の念に駆られ、事故から11日後の5月16日夜に神戸市須磨区内を走行中の自社普通列車に飛び込み自殺した。

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