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ドラゴンボールを語る その4 by dudeさん

このうだる暑さの中テキスト打ってる自分がとっても暇な人に思えてきてるんですが、どうなのでしょう。と言いながら、とうとう4回目になってしまいました。今回はナメック星でのお話。たぶん長くなると思いますが、とんとんとんってなかんじで。(のつもり) でも、私はどこまで引っ張るつもりなのでしょう? たぶんもう少しで終わるはずなのでよろしくです、みなさま、管理人さま。(ほんとなのだろうか......)

てことで20巻。べジータとの戦いで神様とピッコロは死んでしまいました。ドラゴンボールを作ったのは神様で、その本人が死んでしまうとドラゴンボールも自然と消滅してしまう訳です。しかしこれがないとこのマンガの意味をなさないのですから、困った悟空たちは神様とピッコロを生き返らせるため、ドラゴンボール発祥の地とされるナメック星へと旅立つことになります。まず最初にクリリンと悟飯とブルマが出向き、3人は事情を説明して、本場のシェンロンを拝借し、生き返らせてもらったらとっとと帰るつもりでした。

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ところがそううまくいきません。そこナメック星には、これからの最大の敵フリーザがそれまでの敵よりはるかに高い戦闘能力をもった手下をひきつれドラゴンボールによって「不老不死」を手に入れるべく、ナメック星人を次から次へと殺していたのです。大変なことになってしまいました。これからこの話は28巻まで続くことになります。

そんなやつは許せない。なんとしてでも阻止し自分たちがドラゴンボールを手にしたいクリリンたちですが、フリーザたちの強さにはかないません。仕方なく6日後にやってくる悟空を頼りに、ちまちま邪魔をしてはいたものの、地球での戦いでスカウターを必要とせず気を感じ取る技を学習したべジータも両者に加わり、3者三つ巴になってしまいます。

しかしこのあたりからべジータは悟空たちの一派になりつつあります。でかい敵に力を合わせて戦い最後には悟空たちを出し抜いてやろうなどと考える訳ですが、結局「悪」になりきれなかったべジータちゃんでした。

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さて、フリーザがいちばんの信頼を置いていたちょっとマヌケなギニュー特戦隊と非力な悟飯とクリリンではどうにもならずべジータさえもかなわず、みんなフラフラになりながら戦っているところへ悟空はものすごい戦闘能力を身につけ登場し、そいつらを倒してくれます。ヒーローと言うのは必ず遅れてやってくるものなのですね。べジータと戦っていた時が約8000でしたが、この時点での悟空の戦闘能力は180000。すごいです。 たった40日ほどで2桁もあがってます。すごいインフレ。

サイヤ人というのは死の淵から立ち直るたびに戦闘力をどんどん高めることができるそうです。日本もこんな経済ならバブルもはじけてくれと思うことでしょう。 しかしギニューとの戦いで負傷した悟空はそのあとメディカルマシーンという治療装置に入ってしまいます。完治するまで4、50分。この間にドラゴンボールを集めたものの、シェンロンを呼び出す方法が解らず、もたもたしてるフリーザのスキをつき悟飯たちがシェンロンを呼び出し願いを叶えてしまいます。よくあるパターンです。

それを知ったフリーザ様は超ご立腹。とうとうフリーザとの戦闘が悟空抜きで始まってしまうのです。妙に敬語使いだったフリーザが、「許さんぞ虫ケラども! じわじわとなぶり殺しにしてくれる!」のセリフ。テレビアニメも見ていた私には、ばいきんまんなら怖くないですが、フリーザだと恐怖です。全宇宙一の強さのフリーザを怒らしちゃったんですから大変です。しかも頼みの悟空は療養中。悟空の持っていた仙豆で体力が戻ったべジータとナメック星の最長老様に潜在能力を引き出してもらい強くなった悟飯、クリリンの3人の力を合わせればフリーザに勝てるかもしれないと戦いを挑みますが、フリーザも変身しパワーアップしてしまいあっけなく負け。何て強いんでしょう。次にはネイルというナメック星人と同化したピッコロがみずほが羨むほどのすさまじい力を得て、「俺は究極のパワーを手に入れたんだ。わはははは~」と自信を持ってフリーザと戦います。どいつもこいつも果てしないエスカレート。どんどん強くなります。銀行も合併するならピッコロのように強くなりたいところでしょう。

変身後の戦闘能力100万というフリーザと互角、それ以上に戦っていたピッコロを見て、これなら勝てるかもしれないと喜んでいた悟飯たち。でも、ピッコロは突然押され始めます。「今までは油断してたが、本気で戦ってやる」と言うフリーザのセリフ。なめられちゃってました。するとピッコロも、「では俺も本気で」と重いマントとターバンを脱ぎます。どれくらい重い物を身に付けていたのかは解りませんが、その程度でどのくらい戦闘能力が上がるものなのでしょう?  もうこれまでの戦闘能力の成長のしかたはうなぎのぼり。なのにターバン取ったからってそれに該当するような拡大・増加を望めるのかい? てなことを思っていると、フリーザは次の段階の変身をしてしまいます。こうなると、ターバン取ったところで手も足も出なくなるピッコロ。あっけなく終わっちゃいました。残念でした。

なのにまだ悟空はメディカルマシーンで療養中。4、50分が長い長い。もう戦う相手がいないのか? やばいです。でも負けるわけにはいきません。今度のチャレンジャーは、一度はフリーザにやられましたが、ナメック星のデンデという子供に治癒してもらいまたもや復活した悟飯とべジータ。死の淵からの復活で前よりさらにパワーアップするのがサイヤ人の特異体質。 悟空が現れるまでの4、50分の間に倍、さらに倍と戦闘能力は上がり強くなっていきます、理屈言ってる場合じゃないのです。あり得なくとも四の五の言ってる暇はないのです。とにかくフリーザと戦わなければ話にならないのですから、それに見合った力が必要なのです。さらにさらにうなぎのぼりです。 しかしべジータと悟飯はまたもや負け。強すぎフリーザ。

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その強すぎフリーザがただひとつ恐れるのがスーパーサイヤ人。ドラゴンボールと言えばもうこれにつきますよね。読んでない方でもこの名前は聞いた事があるはずの超有名な名前です。宇宙一の強さを誇るフリーザは、べジータや悟飯の戦闘能力がどんどん上がっていくいことに、もしや史上最強のスーパーサイヤ人が生まれるのではと危惧し、サイヤ人は一人たりとも生かせてはおけないと、最終段階の変身を遂げ悟飯たちを倒しにかかります。

いったい戦闘能力はいくつのになったのでしょう。第一段階で53万から100万、そして計3回の変身をした訳ですから、ざっと考えて400万ぐらいでしょうか? そうしてとうとうフリーザにもう誰も太刀打ちできなくなった時ようやく悟空登場です。

ヒーローはまたもや遅れてやってきます。なんて長い4、50分だったのでしょう。ここまでで13話もあります。てことは13週間。ざっと3ヶ月です。それまで重厚な戦いをしていたべジータ、ピッコロたちですが、悟空はフリーザとの戦いにいつもの如くわくわくしながら挑みます。

しかしフリーザは強い。やっぱり勝てない。強すぎるフリーザ。あっという間にボロボロに負けてしまいます。そんな悟空は最後の最後にもうこれしかないと地球でべジータと戦った時の元気玉という技を放ちます。この元気玉というのは界王様から伝授された技で、自分の力ではなく回りの草や木からすこしづつパワーを分けてもらい、それを集めたものを丸くして相手に投げつけるという壮大なようで単純なとっても社会主義的だけどすごい破壊力を持つ技です。悟空はべジータを倒した時の何十倍もの大きさ、強さのその元気玉を投げつけます。それをまともに食らったフリーザ。こんなもの......と跳ね返してしまおうとしますができません。やりました。宇宙一の強さのフリーザを倒したのです。スーパーサイヤ人でなくとも倒す事ができたのです。

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やっとの思いでフリーザを倒し、生き残った悟空、悟飯、クリリン、ピッコロの4人は、これで地球に帰れると一件落着。ほっと一息。が、しかし、また姿を現すフリーザ。ああ、なんてお約束。倒したと思われたフリーザはまだ生きていたのでした。絶対的な自分自身の強さを信じていたにも関わらず、悟空に瀕死の攻撃を受け死ぬかという思いをさせられたフリーザは、「ダメージを食らっててもきさまらごときをかたづけるのはわけない」と、今度は生き残っていたクリリンを跡形もなく消し去ってしまいます。またここでも最後の最後にクリリンは死んでしまいます。なんて不憫な。
そこで悟空です。それまでわくわく気分で戦っていた悟空もそれを見て、罪のない者を次から次へと殺すフリーザにぶち切れます。そして甘さを無くし怒りだけのサイヤ人になった悟空は、全身に怒りが満ち溢れ、髪の毛が逆立ち、ズウウーンという音と共に身体から光を放ち、金色の戦士へと変身するのです。べジータが望み、フリーザの恐れていた伝説のスーパーサイヤ人へと。テレビアニメでは金色に輝く伝説のスーパーサイヤ人の姿を見る事ができますが、悲しいかなコミックではどう見ても火だるまの悟空にしか見えなかったのは私だけでしょうか?

とにかく悟空はスーパーサイヤ人になっちゃいました。それまで恐ろしいほど強かったフリーザが悟空に手も足も出なくなります。 「星はこわせてもたった一人の人間はこわせないようだな」と言う悟空のセリフ。名言です。25巻から始まり27巻まで続いていたフリーザとの直接対決が、スーパーサイヤ人になった後の戦いは、たった3話で片付いてしまいます。さすが伝説の戦士。しかしこんなに悟空が苦労して成り得たスーパーサイヤ人もこの後サイヤ人系のべジータ、悟飯、悟天、トランクスは簡単になっちゃうんですよね。ほんとに伝説だったのでしょうか。一子相伝のケンシロウ君に聞かせてあげたいものです。

ということでフリーザとの対決をざっと書いてきましたが、お分かりのように悟空たちは恐ろしいほど強く成長しました。宇宙へと話が広がったこの11冊はまるでいざなぎのごとし。日本はその後落ち込みましたが悟空たちはそれから1年間平和に穏便に暮すことができます。しかし今度は未来という次元の話が絡み、やってきたのでした。バブルが。つづく。