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ドラゴンボールを語る その3 by dudeさん
ドラゴンボールを語る その3 by dudeさん
3回目です。まだまだ続きます。しかもだんだん回を増すごとに長くなるテキスト。お付き合いのほど、よろしくお願いします。きっと管理人さんは「まさか、こんなことになるとは......」と後悔してらっしゃるかもしれませんが、時、既に遅しです。今回は私がいちばん好きなエピソードで、この辺りに焦点をあて、3回分は語りたいと、今のところ思案中。管理人さんの広い心に感謝しながら.........。
さて、ドラゴンボールのいちばんおもしろいエピソードは、17巻でラディッツが登場しフリーザと戦う28巻までと言い切ってもいいでしょう。年代でいえば、1989年5月から1991年11月までで、約2年半の間、このお話は続いています。ほんとに読みごたえのあるエピソードなのです。まだ読んだことのない方で、42巻全部読むのはちょっと......と迷われているのなら、まず17巻から手にしてみることをお勧めします。(だけど、たぶんはまって最後まで止められないはず)とにかく、この12冊は内容が濃くて何から話していいか解らないくらい、外せないことばかりです。キャラクター、アイテム、セリフ、技。何から何まで魅力的で外せません。今回はその中に出てくる魅力的なアイテムについて語ってみようかと思います。
まず、17巻ではなく1巻から登場しているアイテムですが、タイトルにもなっている「ドラゴンボール」。簡単に言うと、7個集めると「シェンロン」と呼ばれる龍が現れ、願いことを何でも叶えてくれるわけです。しかも、巻を増すごとに、シェンロンはその場に見合ったご都合主義な願いことを叶えてくれるようになります。25巻では「ポルンガ」と言う名の龍も登場します。太古の昔からある、この手の夢見的なものには飽き飽きしそうなものですが鳥山明にやられっぱなしの私は全く違和感を持ちません。そうこなくては話が続かないよな、と温かい目で見てしまいます。
他には、カリン塔のカリン様が作っている「仙豆(せんず)」。これはいわゆる「体力回復アイテム」で、解りやすくいうと、ドラゴンクエストでいう薬草。(わかりますか?)瀕死の重傷を負っていても、一粒食べれば傷が跡形もなく消え元通り。体が疲れた時には、ああ、こんな時に仙豆があれば......、などと思ったものです。(えっ、私だけ?)それまでは山ほどあり、みんなでガバガバ食べていた仙豆も、17巻ぐらいから貴重品になってきます。無駄使いをしてはいけないことを悟らされるわけですね。
あと、世界一大金持ちブルマの父の会社「カプセルコーポレーション」が作る、「ホイポイカプセル」。これもすごいです。手の中に入ってしまうガチャポンより小さいカプセルがスイッチひとつで、家になったり、車になったり......。もう、あり得ません。柳田理科雄にどうすればこんなものができるのか尋ねてみたいものです。たぶん不可能と言われるでしょうが。
そして、中でも私がいちばん惹かれたのが、この17巻で初めて登場する「スカウター」というアイテム。スカウターとは、人の戦闘能力(強さ)を測ることができる代物で、この戦闘能力がこの17巻から重要なポイントになってきます。片方しかないメガネのようになっていて、それを通して見ると遠く離れたところでも、戦闘能力の高い人の数値を察知し、しかも居場所が掴めるという優れたアイテム。これは、どこでもドアより心持ち現実的な代物で、私は何度欲しいと思い、角田や佐竹のゴミみたいな戦闘能力を笑ってやりたかったか。(性悪)
そして、この空手で鍛えた私の肉体はどれくらいの戦闘能力があるのかと。(巨嘘)
ま、そんなことは置いといて、そのスカウターと戦闘能力が重要になる17巻。初めての大きな敵・ピッコロとの戦いを終え5年あまり、平和に暮していた悟空たちの前に一機の宇宙船が到着します。宇宙船に乗っていた宇宙人の名はラディッツ。これが実は孫悟空の兄で天涯孤独と思われていた孫悟空の肉親の登場です。悟空はその兄から、お前の生まれは惑星べジータという星で、誇り高き全宇宙一の強戦士族サイヤ人だと知らされます。そして本名はカカロットであると知らされます。そこで普通なら涙のご対面になるはずが、出会っていきなり敵になるんだからやるせない。実は孫悟空は、地球を破滅させる為に送られてきた使者で、ラディッツは平和に暮している地球人を見て、「あのカカロットの野郎」と怒り爆発。ラディッツたちはその星に住む人(なんだかどうかわからないですが)たちを破滅させ、星を失った人(これも人だかどうだか)に売りさばくというのを生業にしている種族で、典型的な悪者。ラディッツは一緒にこの地球を破滅させようと誘いますが、「オラは地球で育ったんだ! そんなことできねぇ」とラディッツを突き放し、戦闘開始です。せっかく会えた兄弟なのに、なんという不運。あの世で親も泣いてることでしょう。そのラディッツがスカウターを持って現れるのですが、いたるところでスカウターを活用し、それによってそれまで判らなかった悟空たちの強さが、数値によって顕わにされてしまいます。悟空とピッコロを見ては「ヤツの戦闘能力は今〇〇だ」、カメハメ波を放つ悟空に対して「こいつ......。戦闘力を一点に集中させてたかめることができるのか......?」、カプセルに閉じ込められた孫御飯には「あんな小さなガキの頃からこんな戦闘力710などということはありえん!」など、逐一解説します。そのくせ自分の戦闘能力を言わないもんだから、おまえはどーなの? と読んでる私は気になって仕方ない。
そして圧倒的に強かったラディッツを、それまで敵同士だった悟空とピッコロが手を組み、ようやく倒すことができたのに、ラディッツは死に際に「これから1年後にもっと強いやつがやってくる」と脅します。なんと、スカウターには通信機能も備えられていて、はるか宇宙にいる仲間にこの状況が全部筒抜けで、必ず悟空たちを倒しに地球へやってくると言うのです。どうやらスカウターには圏外がないようです。すごいです。素晴らしいです。さらにラディッツが言い残した相手、べジータは、やはりスカウターで状況を聞いていて、ラディッツに対して「戦闘能力1000ほどの雑魚にやられるとは情けない」と言い放ちます。ああ、なんて高機能。音声チャットなんてスカウターに比べればアナログ、真空管みたいなものでしょう。
さて、地球に向かっているべジータは一体どれほどの戦闘能力を持っているとゆーのか? 悟空たちはそのべジータに太刀打ちできるのか? やがてやってくる敵に修行を積む悟空たち。後ろ髪引かれたまま17巻終了です。
そして18巻から始まるべジータとの戦い、宇宙での戦い、そしてそれぞれの戦闘能力のすさまじい増加についつい手が伸びます。最後に、スカウターもすごいのですが、もっとすごいのが悟空たちの方で、スカウターを用いずとも相手の戦闘能力(悟空たちはそれを「気」と呼びます)を探ることができます。それも、元気なのか死にかけているのか、誰の「気」なのかも解るし、隠し持ってる「気」さえも見抜いてしまえるのですから、ものすごいです。スカウターに頼らないアナログな悟空たちですが、スカウターより上手です。つづく。